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寅おじさんの名言

2010年04月03日 20:01

浪人中の満男が寅さんにこんな質問をする。

「おじさん、どうして大学なんか行くんだろう?」

寅おじさんはこう答える。

「つまりあれだよ。ほら、人間長い間生きてりゃ、いろんなことにぶつかるだろ?な?
そんな時に、俺みてえに勉強してない奴は、この振ったサイコロの出た目で決めるとか、その時の気分で決めるにしょうがない・・・
ところが勉強をした奴は、自分の頭できちんと筋道を立てて、『はて、こういうときはどうしたらいいのかな』と考えることができるんだ。
だからみんな大学に行くんじゃないか」

寅次郎名語録のひとつである。


         
          最初に加山雄三のフリをした渥美清が登場する 
          滑舌も動きもさすがである
          鼻濁音だなア 僕は鼻濁音聞いてる時が一番幸せなんだ

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定番にかける女優

2010年03月17日 22:33

「時をかける少女」が映画公開されてるらしい。(知らなかった)

いきものがかりが主題歌を歌っていて、吉岡聖恵らしくパンチの効いた “時かけ” になっている。

いったい誰が "時かけ” なんて言い出したんだろう?

時かけ=何時+かけそばで、“時そば” みたいだ。

落語を知らない文化音痴が、単にカッコつけで略したかっただけなんだろうけどね。

予告を見ると、筒井原作とも大林宣彦版ともぜんぜん違う内容になっているようだが、それはそれで面白いかも知れない。

「七瀬ふたたび」といい、「時をかける少女」といい、これまで何度も映画化、ドラマ化されている。

当たり前のことだが、やっぱり原作が飛び抜けて優秀なのである。

過去作と比べてどーのこーのは個人の趣味の問題で、時空を駆け抜けるタイムトラベラーが魅力的に描かれていさえすればそれでいい。

時空を超える主人公そのものに魅力があるからこそ、原作は長く読まれ、何度も何度も映像化されるのだろう。

そこのところを勘違いして、魅力もなければ共感も覚えないようなキャラクターを前面に出してくる作品がこの頃多い。

悲しいことに、その薄っぺらな主人公に感情移入してしまう人もいる。

主演女優の名前は忘れたが、たとえ興行成績が振るわなかったとしても、作品選びが間違っていたとは決して言われないだろう。


「七瀬ふたたび」「時をかける少女」の2本が映画化され、今年は筒井先生、大儲けだな。


           toki1.jpg
            今回は元気いっぱいのヒロインのようだ

           toki5.jpg
            若い頃の竹内結子に見えてしかたない

           toki4.jpg
            本来ならこの人がヒロイン

寅次郎紙風船

2010年03月15日 22:16

久々に、「男はつらいよ 寅次郎紙風船」 をみた。

シリーズの中では、比較的静かで落ちついた作品のように思う。

「男はつらいよ」は傑作が多く、上位3作品を選べと言われてもとてもじゃないが無理である。
 
ベストテンでも難しく、せいぜい優・良・可に分けることくらいしか出来ないだろう。

この「紙風船」は私の中で上位に入る作品である。

寅さんが旅した城下町秋月を見てみたくなり、数年前訪れたことがある。

時間の経過は無視出来なかったが、落ちついた町の風情は映画と同じだった。

今回久しぶりに見て再発見したことがある。

とらやに宛てた年賀状を寅次郎(渥美清)が読み上げる場面である。


新年おめでとう
昨年中はご迷惑をかけました
思い起こせば恥ずかしきことの数々
今はひたすら反省の日々を過ごしております
今年が、とらや一家にとって良き年でありますように
はるか、駿河の国から祈っております

正月元旦  とらや御一同様  

車寅次郎 拝


滑舌も含め発声が上手な役者だとは思っていたが、今回鼻濁音をどう発声するか注意して聞いていると、見事なくらいに正濁音、鼻濁音を使い分けているのだ。

特に、正月の 「nが」 と、元旦の 「ガ」 の使い分けは、アナウンサーなみに上手い。

恐れ入りました渥美清さま。


「寅次郎紙風船」は1981年の作品だから、すでに30年近くたっている。

もし今の時代に寅さんが蘇ったら、というか、もし長澤まさみちゃんがあの時代に生まれていたら、マドンナの一員に名を連ねたことは間違いないだろう。

あるいは、国民的美少女と言われた後藤久美子を押しのけて、満男(吉岡秀隆)の恋人役に抜擢されていたかもしれない。

渥美清に「おじちゃま!」と呼びかける長澤まさみ、ああ、妄想は果てしない。

フーテンしてる寅さんが実は名文家だったとか、書きたいことは山ほどあるがまた別の機会に。


                
                        ゴクミって、だーれ?

メゾン・ド・ヒミコ

2010年03月02日 21:49

昨夜、BSフジで「メゾン・ド・ヒミコ」を見た。

番組の冒頭、中野美奈子と遠藤玲子という、お気に入り女子アナが二人揃って映画紹介するコーナーがあって、それ見たさに毎週この時間はBSフジと決めている。

この作品は、「ジョゼと虎と魚たち」の犬童一心監督によるもので、「ジョゼ」の出来が良かったのと、あのオダギリジョーが出演するというので楽しみにしていた。

オダジョーは「ぼくの妹」を見てから好きになったのだが、彼はいい映画いいドラマに出てるなぁと思う。

大して見てるわけではないが、思いつくだけでも・・・

「ゆれる」 「転々」 「たみおのしあわせ」 「東京タワー・・・」 「パッチギ」 「時効警察」 等々

どれもみなオダギリワールドが炸裂していて、独特の味わいがある。

「メゾン・ド・ヒミコ」も「ジョゼ」同様、ジンワリ心に沁みてくる映画である。

いろんなことを考えさせられる作品だが、大上段に構えず、声高でないところがいい。


話変わって、卑弥呼役の田中泯、「龍馬伝」の東洋先生なんですね。

「ハゲタカ」でも大森南朋と共演していて、レンズ磨いてましたよね。

先々週の「龍馬伝」には志賀廣太郎も出ていたが、明らかに「ハゲタカ」つながりであり、ビミョウに笑ってしまう。

東洋先生、この作品でも独特の存在感を発揮していた。


「メゾン・ド・ヒミコ」、大きな感動はないのだけれど、見てよかったと思わせてくれる秀作である。


           sinema003.jpg
            この二人を見るために視聴しているようなもんだ私は

           
            おにいちゃん! 「卒うた」とかぶってるんですけどッ!
            日テレのはずなんだけど、なぜかフジなんだよなぁ・・・

フラガール

2010年02月21日 21:06

観よう観ようと思っていた映画「フラガール」が、先日テレビで放送された。

グッと惹きつけられる、評判通りの傑作映画だった。

蒼井優が素晴らしかったのは言うまでもなく、早苗役の徳永えりも特筆ものだった。

また、昭和40年当時の炭鉱町の暮らしも上手く描かれていたように思う。


炭鉱が発展してできた町で生まれ育ったので、子供の頃から炭鉱時代の話をよく耳にした。

ボタヤマと呼ばれる(既に平地になっていたが)広場があって、そこではよく野球をしたものである。

周辺には石炭記念館もあるし、炭鉱の名残だと思われる地名もある。

海岸に行けば、落盤事故のあった海底炭鉱の換気口の煙突が、慰霊碑のように海に突き出している。

そんな環境で育ったせいか、“炭鉱マニア” なのである。

福岡は田川の石炭記念館を訪れた際は、あまりに熱心に展示物を見ていたのだろう、中年の女性館員が、

「どちらから来られました?興味をお持ちのようなので私がご説明致しましょう」と、頼んでもないのに館内をくまなく案内してくれた。

石炭の種類、鉱山の歴史、エネルギー転換のことなど、実生活には何の役にも立たないが、これがオモシロイのである。

石炭とか木炭とか、私は真っ黒な “炭” にとてもロマンを感じるのだ。


映画の話に戻るが、この「フラガール」はいわゆる “ベタ” なストーリーである。

でも私は、ベタなことがそれほど悪いものとは考えていない。

新聞はベタ記事の中にこそ有用な情報があるとよく言われるが、映画についてもそれは同じで、演者の技量はそこで最大限発揮され真価が問われるのだと思う。
 
ごまかしがきかない、ということなのかもしれない。

涙なくして見られないという箇所がいくつかあったが、どれもみな蒼井優、徳永えりの光る演技があってこそである。


感動した場面をつらつら書いてみると・・・

ボタヤマで早苗が、ダンスをやめたら親友の縁を切ると紀美子(蒼井優)に告げるところ。

夕張に行くことになった早苗を松雪が抱きしめるシーン。
※先生にとって一番弟子は紀美子ではなく早苗だったのではないかと思う

去ってゆく早苗に、「じゃーな」とちぎれるほど手を振るシーン。

居酒屋で豊悦が、「先生を信じて貫き通せ」と励ますシーン。

先生にビンタをくらった翌日、バスに乗り込む際、笑顔を作って「これでいいべ!」と笑うシーン。

ダンスの練習に集中する娘を見て、娘を認めようとする富司純子。

同じく富司純子が、「ストーブ貸してけれ」と一人ひとりに頼み込むシーン。

駅のホームに立った紀美子がフラで「先生ありがとう好きでした」と伝えるシーン。

等々、書ききれないほど名場面がありました。(笑)


これほど感動する映画はここ何年見たことがない。

冒頭にも書いたが早苗を演じた徳永えりという女優、この人がいなければ普通の秀作に終わっていたかもしれない。

早苗なくしては紀美子はダンスを始めなかったし、ダンスを諦めなければならなかった早苗の悔しさがわかったからこそ、最後まで頑張り続けられたと言ってもいい。

早苗の存在が全編を貫く芯のようなものに私は思えたし、徳永えりはその役にふさわしい最優秀の助演だったと拍手を送りたい。

若い女優が方言でしゃべるのっていいなと思う。

実際の茨城、福島地方の方言とは違っているのかもしれないが、少なくとも鑑賞者からすれば自然で立派な訛りに聞こえた。

蒼井優のダンスを絶賛する意見が多いが、私はダンスも素晴らしいが、しゃべりが素晴らしく良かったと思った。

蒼井優が世間並み以上の美人であるのは言うまでもないことだが、それでも長澤まさみちゃんには遠く及ばない。

しかしそれだけにリアルなのだ。

長澤まさみちゃんが同じことをしてもどこか違う世界を演じているように感じただろう。

蒼井優だからこそ出来た奇跡のような映画である。(セカチューもまさみちゃんあってこそ)

この女優も将来大きな花を咲かせるに違いない。

長澤まさみちゃんとは路線が違うみたいだから応援しようっと。


この映画を制作したシネカノンは残念ながら会社更生法適用という厳しい状態に置かれている。

「歩いても歩いても」も良かったが、そうした良作を生み出せる会社がこのような状況になったことは本当に残念だ。

その一方で、やれ超能力だなんだと手抜き映画を作っていても、大資本の配給会社はびくともしないという現実。

考えてしまうなー。

シヌナカノン!


           frg01.jpg
             早苗、おら美人だと思わねーか?
             世間並み以上ってとこだべ





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