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合唱の思い出

2010年10月31日 13:32

前回に引き続き合唱のことを書く。

なぜ私が合唱に興味を持っているかというと、恥ずかしながら一時期合唱部に所属していた経験があるからである。

その学校はNHK全国学校音楽コンクールで優勝経験もあるという、合唱ではかなり名の知られたいわゆる強豪校で、菅直人氏が在校していた昭和30年代終わり頃は、今の郡山二中や安積黎明くらいのメチャ強い合唱部だった。

私が在籍していた当時でも、かつての勢いはないものの、それでも県大会では常にトップ、右に出るものはないくらい強かった。

今と違って越境入学してくる生徒なんてほとんどおらず、合唱なんて中学校の合唱コンクールで歌った経験しかない、そんな素人集団だった。

そんなズブの素人がなぜ毎年優勝出来たかというと、それはひとえに合唱指導者の手腕によるものだった。

普段はその学校で音楽を担当する、普通の高校教師である。(女性、50歳くらいか)

放課後の練習はもちろん、コンクールが近づくと朝練、昼練も課せられた。

楽譜なんて丸っきり読めず、ダイクと聞いても大工を連想するという素質ゼロの部員だったが、厳しい練習に耐えられたのは、練習が終わって暗くなった時には女子部員を自宅まで送り届けるというお楽しみがあったからだ。

自転車を降りて、ソプラノの女の子と一緒に歩いた夜道が今でも忘れられない。

こんな不純極まりない気持ちで在籍していたのだから歌の方はチットモ上達しなかった。(笑)

それでも全日本合唱コンクール(AJCLと呼んでいた)では中国地区大会で優勝し、全国大会に進出した。

鳥取で行われた中国地区大会では、我が人生で一番感動したと言っていいくらいの経験をした。

不協和音の多い自由曲を上手く歌えずスランプに陥っていた我が合唱部だったが、演奏直前、部長(18歳男性)の、「成績のことは考えなくていい 己が納得出来る歌を歌うんだ!」という発言で部の雰囲気が一変した。

ここぞっていう時の、リーダーの一言は実に重いのだ。

ステージに上がっても全然緊張しないし、楽しんでやろうという気持ちにさえなった。

何かが吹っ切れたような、憑き物が取れたような、目の前が急に明るくなったような、そんな不思議な感覚だった。

日頃どうしても出せなかった高音がスンナリ出ているのが自分でもわかったし、今まで聞いことのないハーモニーが出来上がっているのが歌いながら実感できた。

声が一つになるってこういうことだったのかと初めて知った瞬間だった。

ステージで歌い終わった途端、涙がこぼれ落ちた。

多くの部員が泣いていた。

これが合唱の力なのだろう。

鳥肌が立つというか震え上がるような感動の時間をみんなで共有できたことは、かけがえのない経験である。


全国大会は横浜の県民ホールで行われ、初めてブルートレインに乗って大遠征した。

大きな控え室で出場校の生徒が出番待ちをしていた時、後ろから私をつつく人がいた。

「どちらから来られたんですか?」

振り返ると田舎者そのものって顔をした女子だった。

「長州でござる そこもとはいずこの合唱部であるか?」

「安積女子です」

あさか?あさかってあの安積か!

安積と言われても私には安積疎水しか思い浮かばず、東北地方のどこかというくらいの知識しかなかったが、合唱部としては強豪校であると顧問の先生から聞いていた。

私がボーとしていると田舎者女子は言った。

「福島県の郡山って知ってますか?」

もちろん地名としては知っていたが、もし地図帳で指してみろと言われたら困る。

たったそれだけ、会話ともいえない言葉を交わしただけであるが、30年たった今でもハッキリ覚えている。

おねえさん然とした物言い、安積、郡山というフレーズ。

この時の安積女子高校が現在の安積黎明高校である。

当時すでに合唱強豪校として有名だったが、あれから30年、合唱王者として不動の地位を保っているのには驚かされる。

今年のNコンは郡山二中と並び金賞受賞。

この二校は隣り合わせた敷地に位置しているらしく、郡山二中のソプラノの子も卒業して安積黎明で歌っている。

両校とも普通に公立というのがいい。

Nコンは合唱の甲子園みたいなものだが、野球バカとは言っても合唱バカとは聞いたことがない。

バカは合唱に向かない、そう断言してもいい。

なぜか?

合唱に不向きな私が言うことだからアテにはならないが、表現するにはともかくしっかり聴いて真似るという態度が必要で、この聴く能力がある子というのが結局のところ、合唱でも勉強でもそれなりに結果を残す人が多いように思う。(私のちっぽけな経験ですが)


本当は郡山二中を絶賛するつもりでいたのだが、長くなったのでまた今度にする。

ここまで読んでくれた人に感謝申し上げます。


         
            絶品ソプラノを聴いてみて!
            東北のキャスリーン・バトルここにあり! キャシーと呼ばせてもらう


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郡山二中のキャスリーン・バトル

2010年10月30日 21:43

10月10日行われた、NHK全国学校音楽コンクール中学校の部、予想通りといっていいだろう、郡山二中が3年連続金賞受賞であった。

福島県郡山市立郡山第二中学校はもはやプロ合唱団である。

翌日の高校の部では、これまた前評判通り、隣の学校である福島県立安積黎明高等学校が金賞受賞。

「東北のウィーン郡山」はサスガなのである。

最後に参加者全員で課題曲を合唱する時、NHKホールは感動に包まれ、TVを見ている方にもそれが伝わってくる。

アイラブとかいう低俗なJポップ課題曲も、全国大会出場校クラスが歌うともっともらしく聞こえてくるから不思議だ。

※ 手紙 → YELL → アイラブ と、課題曲が年々幼稚になるのはどういうわけだろう?

いい曲がないのならいっそのこと、「ともしびを高くかかげて」とか「美しき青きドナウ」とか「空がこんなに青いとは」とか、昔の名作でも歌わせたらいいと思う。

さてさて、Nコンで郡山二中の演奏が素晴らしかったのはいうまでもないが、私は今春行われた第3回アンサンブルコンテストの方が感動が大きかった。

とりあえずYOUTUBEの分を貼っておくが、ニコニコ動画には全編あるので興味のある人はそちらも見て欲しい。

この子たちの演奏を聴いていると、心の中がシーンと静まり返る。

ウィーン少年合唱団もびっくりするくらいのレベル、そう言ってもいいくらい完璧なのである。

あんまり感動が大きかったので、長澤まさみちゃんそっちのけで次回またこのことを書かせてもらいます。


       
        前回のソリストYUIちゃんの声にも魅了されたが、このソプラノも声に艶があっていい
        東北のキャスリーン・バトルと私は呼んでいる

あずみすと

2010年10月10日 09:21

「安住紳一郎の日曜天国」というラジオ番組があって、今それにハマっている。

関東地方だけの放送だから直接聴くことはできないが、ポッドキャストで配信してくれているのでそれを利用している。

TBSの安住アナはもちろんテレビではさんざん見聞きしているが、いつも当たり障りの無いコメントばかりの無難なアナウンサーという印象しかなかった。

たしかに優しそうで癒し系のようだから女性に大人気というのも頷けるが、それだけの男というふうにとらえていた。

ところがこの人、ひとたびラジオで喋らせるとたっぷり毒を吐いてくれるのである。

アナウンサーだから滑舌もいいし、なにより視点が独特で笑わせてくれる。

アシスタントの女性との相性もいい。

安住紳一郎のオタク話に絶妙なタイミングで笑い声を立ててくれるし、アナウンサーだけに声音も美しく、どれだけ美人なんだろうと聴く方の想像をたくましくさせる。

私がツボにはまったのは、安住アナが「鼻濁音」と「中学生合唱」と「飛行機のオーバーブッキング」についてナミナミならぬ興味を持って語っているところだ。

私の趣味にドンピシャなのである。

さて今日は、今年2月、3週に渡って熱く鼻濁音を語っている場面をリンクしておく。


「ホルスタインなどの乳牛」 (20分頃)

「夕暮れ迫る午後五時半」 (11分頃)

「俺の仕事」


こんな面白い放送が聴けて、関東地方在住の人が本当に羨ましい。

せめて地方の人達もラジコか何かで楽しめるようになるといいのだが。

まさみすとの私であるが、“あずみすと” と呼んでもいいくらい彼の話術の虜になっている。





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