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アメアーメンをもう一度

2014年10月29日 23:30

アンコン演奏曲の予想そっちのけで、今日は個人的希望曲を書いておきたい。

昨年は、Missa KV49,66,167,257,262,317,337までは絞り込んだものの、下手な鉄砲方式のなんとも中途半端な予想で終わってしまった。

結局第7回アンコンで二中はKV258を演奏し、私の予想は大ハズレだったわけである。

KV258の名演奏ぶりは二中合唱史に燦然と輝くと言っても過言ではあるまい。

その中でも私を強く惹きつけたのが、Gloriaで歌われるアーメンコーラスであったことは前にあきれるほど書いた。

普通モーツァルトのミサ曲において一番聴き応えがあるのは、もっとも技巧を凝らしたCredoであろう。

KV258においてもやはりCredoは秀でているように思う。

にもかかわらず、私のイチオシはGloriaなのである。

アアメン アアアーメン♪

何の説明にもならないが、とにかくここのフーガが好きなのだ。

そこで私はアンコンの候補曲にあげた中で、似たようなアーメンコーラスが聞ける曲はないか探してみた。

あったあった!

Missa Longa KV262~Gloriaである。

最後のアーメンコーラスに、アメアーメン♪アメアーメン♪が連発し、シンコペのアアーメンアアアーメン♪で締めくくる。

終楽章にしてもいいくらい実に堂々としたGloriaで、昨年来アーメン愛好家(笑)の私としては超おすすめなのだ。

音声を劣化させたうえで一部切り取ってここに貼り付けておく。

   KV262  (音声と画像は関係ありません)


ただ問題もあって、Credoの形式がこれまでのミサブレビスと違うため、演奏時間が非常に長くなっていることだ。

もっともCredoをもれなく演奏する必要はなく、規定時間内に収まるよう適宜選択すればいいわけだ。(適当に言ってます)

Credoは6つに分割されているから、たとえば私なら2,3,6を選ぶ。

モーツァルトミサとしてはこれまで以上に技巧的な曲だが、「人間の顔」を超絶演奏した合唱団なら心配いらない。

もちろんAgnusDeiも優れているから、大きな感動とともに盛り上がること間違いなしだ。

すでに私の妄想の中では、誰と誰がソロでバックコーラスは誰か、おおまかな人選は終わっている。

盛岡での全日本コンクールを聴いたご常連さんに言わせると、ソプラノのあの子(あえて名前は伏せたい 笑)は、特に声がよく響いており、どちらかといえば蘭ちゃんタイプの声質で、十分ソロが務まるとのことだった。

それならばと、私はKV220やKV259のような愛らしい旋律に満ちた楽曲より、技巧的に難しいKV262を薦めたいと思ったわけである。

結局、KV66,167,257あたりに落ち着くか、それとも方針変更でモーツァルトはやらないか、そのへんはわからない。

ただ、「モーツァルトは二中に限る」と堅く信じている私にとって、モーツァルトの聴けないアンコンは、魅力半減どころか魅力喪失に近いものになるだろう。

第1回アンコンから第7回まで、毎年モーツァルトのミサ曲を演奏してきたのだから、二中の伝統と言ってもいいのではないか。

伝統やしきたりは守ってもらわねば困る。(笑)

少なくともキリの良い第10回までは続けて欲しい。

ミサ曲はまだまだ残っているし、二中合唱で聴くモーツァルトを心待ちにしている人は大勢いるはずだ。

お願いだからやってくれ!

やってくんないと関東の二中に走っちゃうぞ!(笑)


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私の聞きまつがい

2014年10月29日 21:59

巨人の星の「重いコンダラ(思い込んだら)」、草原の輝きの「私の好きな宋元(草原)」、今思い浮かぶのはこのくらいだが、歌詞を間違って思い込んでいたという話はよく耳にする。

今回の二中の「奏楽」、残念ながら私の耳では一部の歌詞が聴き取れず、悔しい気持ちもあってなんとか聴き取ろうと何度も再生し、歌詞を書いてみることにした。

詩人の作品ゆえに、内容が抽象的で意味の解釈が難しく、前後の文脈から言葉を読み解こうと試みたのだが・・・

恥ずかしながら、私の耳にはこう聞こえた。


きららかの金の楽器に 憤る息を吹き込め 
冴え渡る銀の楽器に 憧れの息を吹き込め
温もりの木の楽器には 忘却の息を吹き込め

きららかの金の楽器に 憤る息を吹き込め 
冴え渡る銀の楽器に  憧れの息を吹き込め
温もりの木の楽器には 忘却の息を吹き込め

肉叢潜む心を解き放て 地球の彼方
肉叢潜む心を解き放て 地球の彼方
我らまた風に鳴る笛
(飛び立って)(鳥立って)(野に立って)息を待つ
我らまた風になる笛
星々の人々の絶え間ない 今日の吐息を

きららかな金の楽器に 憤る息を吹き込め
冴え渡る銀の楽器に  憧れの息を吹き込め
温もりの木の楽器には 忘却の息を吹き込め


まず、冴え渡る楽器が「金」なのか「銀」なのかよくわからなかった。

金→金→木より、金→銀→木の方が自然だし、冴え渡るのだから「銀」に違いないと自己解釈。

肉叢という言葉も数度聴き返してようやく判明した。

肉叢という言葉は知っているが、中学生が使うとは思わなかったから、聴き取れなかったのかもしれない。

だとすると、若大将の、褥にしておくれ♪くらいはチョロイもんだろう。(笑)

最後までわからなかったのが、「飛び立って」なのか「鳥立って」なのか、あるいは「野に立って」なのか?

三択の女王竹下景子に教えて欲しいくらいだ。

ここに来るとどうしても別の方に意識が集中してしまうせいか(笑)、今もってわからない。

だからといってネットで調べて解決しようとは思わない。

不明なまま、いつかわかる日がくるかもしれないと思いつつこの曲を聴くのが私の性に合っている。

二中の歌い方が悪いとは全く思わない。

それどころか、二中が歌ったからこそここまで歌詞がわかったのだと考えている。

個人的にこの歌詞が特段優れているとは思えないし、流麗さのかけらもない旋律にも違和感しかない。

それだけに、この楽曲を鑑賞に耐えうる合唱曲に仕立てあげた二中は、超絶合唱だったと評価されて当然であろう。

歌謡曲だろうが合唱曲だろうが、そもそも歌というものは、聴いただけでスーッと歌詞が耳に入ってこなくてはオカシイの
だ。

テロップが必要な曲など聴きたくもない。

私の読解力不足、耳の機能低下など、いろいろ理由は考えられるが、この曲を初めて聴いて、全部歌詞がわかったという人がいたら、私はその人を尊敬する。

Nコン2014 その2

2014年10月29日 21:22

Nコン2014の続き

自己審査で金賞だった二中も、繰り返し録画を視聴していると、銀賞でも納得できるような気がしてきた。

どこがマズかったのか私の耳では聞き取れなかったが、鶴二を聴いた後では少々ダイナミック感が足りないような印象もある。

個人的には、二中ならではの透明度の高いハーモニーが空気のようにステージを覆っていたように思う。

しかし、それが良く言えば上品に、悪く言えばパワー不足という印象に繋がったのかもしれない。

とまあ、結果論を書いてみたのであります。


さあ、郡山第二中学校の登場だ!

学校紹介は演奏以上に興味深いと思っているのは私だけか?(笑)

靴を履き替え教室に向かう時、取材スタッフに挨拶していた女子二人が合唱部員であることを私は見逃さなかった。

今年から夏服にもリボンをつけるようになったのか?

グレイのベストにあの赤いリボンは絶対あった方がいいと思っていたので、いい傾向だと思った人も多いのでは?

「自分の肉体から解き放って、ありのままのね、(その)いろんなものを見せんだけどさー」

マエストロの説明に、「あなた達にはまだ難しいだろうけど」というニュアンスが感じられ面白かった。

たしかに中学生相手には難しいだろう。

伏し目がちに、ちょっと気恥ずかしそうに目標を述べる部長さんは、かつて二中合唱部に君臨したどの部長よりも透明感があって、清楚という言葉が相応しい人物に見えた。

ハニカミ部長(仮)と命名させてもらう。

「心をこめて歌います チーム二中、絆!」

ハイジが副部長だったのか!!

これだからNコンはやめられない!(笑)

想定通りとはいえ、確認できたことは嬉しかった。

昨年のリンリンランランのように二人三脚で部をリードしているに違いない。


今回は「証」以来の678型編成である。

毎年美しい並びを見せてくれる二中だが、今年はその佇まいに磨きがかかったように見えた。

それは前列6人の脚の揃え方に顕著で、全員きちんと両足を揃え隙間がない。

つまり全員が撫子スタイルで歌っているということである。

これは撫子部長の教えが継承されているという証拠かもしれない。(笑)

演奏については何も言うことはない。

何も言うことはないが、私は桜の季節を聴きながら、どうして二中には色白美人が多いんだろう?と素朴な疑問が頭に浮かんだ。(笑)

九州、四国、中国ブロックは、これは気候的に仕方ないが(笑)、福島より寒いはずの北海道代表真栄中にも、二中ほど色白は見つからない。

また、不思議なことに、同じ福島県でも会津若松四中はそれほどでもない。

どうなっておるのだ二中は!

楽都郡山で生まれた子は小さい頃からバイオリンやピアノのお稽古に忙しく、外で遊ぶ機会が少なかったからなのか?

Nコンを録画している人はよく確認してみて欲しい、私の言ってることが決してオーバーではないとわかるはずだ。


私のお気に入り場面は、ソプラノトップ6人が歌う、

あれは~きっと~ 初~めての恋~ ああ~ 帰り道~ 胸~が~ 張~り裂けそうになって 話しかけ~た ああ~♪(以下省略)

声音の美しさは、「証」の再現を思わせるほど繊細で優美、私はいたく感動した。

上段からひとりづつ命名していこうかと思ったほどである。

クライマックスの、あ~あ~ これからたくさんの~♪

ダイナミック感こそ鶴二に譲るものの、そこをあえて抑え気味の盛り上げ方にしたことは、張り上げることを良しとしない郡山合唱ならではないかと私には思えた。

女声男声の一体感は、他校の混声には見い出せないほど秀逸で、控えめな男声低音は女声の美しさを際だたせた。

少なくともここは二中の独壇場である。

素敵なことや つらいことが 待っているの~かな ♪

かな♪だけが浮いて聴こえる団体が多いなか、待っているのかな♪とフレーズが繋がっていたのも二中だけ。

最後の、桜の季節~♪

つ~♪は、エコーが掛かってるんじゃないかと思うくらい声の統一がとれていて素晴らしい。

また会おうね~♪

決してベトつかず、笑って別れるんだという思いが感じられる歌い方に共感できた。


前回書いたように、自由曲は東北大会より格段に進歩したように聴こえた。

ただ素養のない私には、言語明瞭意味不明の歌であったことだけは間違いない。

中学生の超絶技巧であることはよくわかったが、楽曲のよさは今もってわからないというのが偽らざる感想だ。

それゆえ私には、豊島岡、鶴二の自由曲を高く評価したい気持ちが強い。

もっともコンクールであるのだから、曲の好き嫌いではなく技能で評価するのは当然のことだ。

私には理解不能の曲だったが、審査員は課題曲以上に高い評価を下したものと思われる。

私が仰天したのは、自由曲になってお宝部員をオンステさせたことだ。(笑)

ここでの特定は避けるが(笑)、何度もアップ映像が流れたから、放送を視聴した人はすぐわかったと思う。

先に書いたように、明らかに二中の美白率は群を抜いている。

カメラマンも一目置く美貌の主をはじめ、私自身、将来間違いなく二中のビジュアル部門を担うであろう人材を数名発見したから、自由曲での収穫は極めて大きかったと言っていいだろう。(笑)

Nコンを視聴するたび私は、来年度の合唱部人事を予想するのを楽しみにしているのだが、今年も部長候補ならびに幹部に名を連ねそうな人材を見つけることができた。

あえて個人を特定しないが、客席での気の遣い方、歌う時の気合いの入り方、大人びた表情などから、ほぼ間違いなかろうと自信を持っている。

オーラ出まくり状態だった撫子部長ほどではないにせよ、今回も比較的早く見つけることができた。

いずれにせよ、次回アンコンに出場してくれたらハッキリするはずだ。

正か副かは別にして、来年きっと、「心をこめて歌います!チーム二中 絆!」を宣誓してくれるはずだ。

でもその前に命名しておかないと。

ああ、やっぱりNコンはやめられない。(笑)

ダバダ~♪ 違いがわかる男のゴールドブレンド

2014年10月25日 14:38

Nコンの自己審査は本当に難しい。

課題曲がよくても自由曲がイマイチだったり、その自由曲だって己自身の曲に対する好き嫌いも大きく評価に影響してしまう。

それに加え、出場順も大いに関係し、最初の学校の演奏も終盤になるにつれどんどん印象が薄れてくる。

(私の場合、見た目の印象というのも審査対象に加わるから大変だ 笑)

自己審査でも郡山二中、豊島岡、鶴川二中、真栄中の上位4校は審査結果と同じだった。

その点では自分がロバの耳でなかったことに安心したものの、私は、郡山二中の金賞リベンジもあり得るという程度の確信しか持てず、それ以上あえて順位付けはしなかった、というより出来なかったと言った方がいいかもしれない。

これから各校の印象を書いていくが、これは後日改めて視聴した上のことと予め断っておく。

Nコン当日は部員の審査に手一杯で、耳が留守になっていたんじゃないかという冗談はやめていただきたい。(笑)


まずは豊島岡女子。

才色兼備たちが歌う女声合唱を毎年楽しみにしている。

ここはとても言葉を意識して歌っているという印象があり、今年も実に丁寧な歌い方だった。

ただ、最後の、また会おうね~♪が、また会ウォウォね~♪に聞こえたのが残念。

ついでに言うと、「fight」の、花ウォウォ咲かせる~♪も私には不自然に聞こえて仕方ない。

女声ならではの美しさは十分すぎるくらい感じたが、言葉を明瞭に歌うことを意識したせいだろうか、フレーズのなめらかさがもうひとつのようにも聴こえた。

へんな例えで恐縮だが、ウィーンフィルの奏でる本場ウインナワルツと、日本のオーケストラによるなんちゃってウインナワルツの違いとでも言うか、弾むようなズチャッチャ ズチャッチャ♪のリズムが、ズンチャッチャー ズンチャッチャー♪と教科書的三拍子に聴こえるような。

そのせいか私は課題曲より自由曲「朝あけに」に惹きつけられた。

作詞がリンボウ先生というのもいい。

彼の著作を何冊か読んだことがあって、彼の日本語に対する考え方には大いに共感できたし傾聴に値するものと私自身考えている。

そのリンボウ先生作詞の楽曲を選んだというのが、いかにも日本語を大切にしようとするこの合唱団らしい。

歌詞だけでなく曲も中学生の演奏に相応しく思われ、選曲の素晴らしさという点でも私は大いに評価したところだ。


次は鶴川二中。

驚いた!

「証」を聴いて以来この学校が気になっていた私だが、今年は正直、「ヤバイ」と思った。

素晴らしい演奏という意味と、もうひとつは二中がヤバイんじゃないかという恐れである。

この学校は良くも悪くも個性的で、強く惹きつけられるところと違和感を覚えるところがあるというのがこれまでの私の印象だった。

よく料理で、「灰汁も味のうち」などと表現するが、そのアクがこの合唱団の特徴なのではないかという先入観があったのである。

独特の男声と、ちょっと走り気味の演奏で、自由曲は歌よりパフォーマンス重視みたいな。(笑)

ところが今年は違っていた。

灰汁を丁寧にすくって雑味をなくし、素材の旨味を十二分に発揮させ、なおかつマエストロの絶妙な調味が舌を(耳を)唸らせたのである。

木を見て森を見ずになることを承知でお気に入り部分を書いていく。

いつもおなじ~季節なのに~♪  

ソプラノが入り方がベスト、これほど揃った学校はない。

少し切ないのはなぜ~♪

「少し切ない」の表現力、「なぜ」の膨らませ方も素晴らしい。

当たり前のように毎日が~♪

女声と男声のブレンド具合が秀逸、まさにゴールドブレンド。

過ぎていったよね あっという間~♪

「あっという間」、切ない感じがよく伝わる歌い方に感心。

くしゃくしゃな君の楽しそうな笑顔も~♪

きりがないので端折るが(笑)、あ~あ~♪でクライマックスを迎えるところも秀逸。

盛り上げ方が実にドラマティックで、これからたくさんの~♪で思いが爆発する。

そして桜の季節~また会おうね~♪では、たっぷり余韻を感じさせつつ演奏を終えた。

適度な抑揚で歌に表現力を与え、もっと言えば、わかりやすい演奏なのである。

課題曲で度肝を抜かれっぱなしの私だったが、この後はまたパフォーマンス重視の自由曲を聞かされるのかと少々うんざり感もあった。

ところが、今年は選曲も良かったのだろう、例年と違いメリハリだけでなくメロディー、ハーモニーの美しさも感じさせつつ、パフォーマンスも控えめで、鶴二合唱を十分堪能させてくれた。

豊島岡とともに中学合唱に相応しい曲を選曲したことを私は高く評価する。

さあ僕達よ~(アアアア~)信じよう~♪

もうエクセレント!としか言いようがない。

ひと皮もふた皮も剥けた鶴二合唱、私にはそう聴こえてしかたなかったし、金賞受賞も十分あり得ると思った。


さあ、われらが郡山の二中である。

二中が二校あってややこしい。

出だし、ちょっとバラついて聴こえたが・・・、これから取り返してくれるに違いない。

コクのある関東勢を聴いた後では、東北ブロックでの五中のような、どちらかというと淡々とした課題曲のように聴こえる。

しかしハーモニーの美しさはさすがの二中で、過度の感情表現を避け、淡々と上品な演奏を心がけているような印象だ。

昨年同様、インパクトでは関東勢が優勢にも思えるが、声の美しさ、統一感、また合唱の正統性という観点からはやはり二中が最強か。

曲終わりの、また会おうね~ あーあーあ~♪

極めて繊細なハーモニーは、二中の真骨頂である。

自由曲はまったく私の好みではないが、息を呑むようなという表現が大袈裟ではないくらいの超絶合唱で、東北大会より格段に進歩したように聴こえた。

アーオアーオ♪の高音部が辛そうだったこと以外、言葉もハッキリ聞き取れたし、中学生の超絶合唱として楽しむぶんには申し分なかったが、背伸びした感じが垣間見えたのは残念。

難曲に挑戦した意気込みをどう評価されるか気になるところだ。

重ねて言うが、合唱の王道というのがあるとすれば、間違いなく二中が金賞である。


真栄中の演奏は真面目すぎた印象もあるが、私の好みに合っており、高く評価した。

女声合唱団と思っていたので私には新鮮さもあった。

大胆に男声を中心に配置したことが奏功するかどうかの不安もあったが、少なくとも音響的には成功したのではないか?

今後の課題としては男声を上手く女声とブレンドさせることではないかと、にわか審査員の私は考える。

自由曲では女声に戻り、ここ本来の合唱を聴かせてくれたが、声が幼いことは仕方ないとしても、声の統一感は「めぐりあい」を彷彿とさせるほど優秀で、二中同様に超絶合唱だったように思う。

課題曲が自由曲レベルであったならと少々惜しまれた。

同じことは中国ブロック代表、山口のエース、川西中学校にも感じる。

自由曲「俵積み唄」において、運動部の男性の声が実に迫力があり、失礼ながら予想外に聴き応えがあったからだ。

長州びいきを承知で書くと、パフォーマンスに違和感を覚える私も、川西の中学生らしい爽やかさ、ハツラツさは好印象だった。

◯◯中より良かったなどと具体名は書けないが、私の審査によると上位ではないものの中の上くらいにはつけていたように思う。

演奏技術こそ上位校に及ばなかったが、中学生らしく、明るく元気よく楽しく歌うことにかけては断トツだった。

話はそれるが、山口県萩市では、唱歌童謡を子どもたちに伝承しようと、教育委員会支援のもと、大学の先生が出張講義をしているしていると聞く。

選りすぐりの音楽を子供の頃から身近に感じることが出来たなら、情操教育としても最高である。

門前の小僧ではないが、あっという間に歌詞を覚え、格調高い歌詞を難なく読み解く子が育つだろう。

郡山のような音楽都市になるのは無理だろうし、また目指す必要もない。

そんなことより、唱歌童謡がすーと心に染み入る人間がたくさん育つことを同郷の人間として大いに期待している。

そんな気持ちで川西を観ていたせいか、私は泣きそうなくらい感動した。

「記録より記憶」などという手垢のついたフレーズは大嫌いだが、川西の演奏は、Nコンのあり方を示してくれたようで、強く印象に残るとともにこの合唱団の明るい将来を感じさせた。

爽やか川西、来年も期待している。


というようなわけで、第81回Nコンは鶴川二中と郡山二中という、二中同士の金賞争いに持ち込まれた。

実際にホールで聴く合唱とテレビ鑑賞とでは、臨場感はもちろんその音に差が出るのは当然である。

ただいつも思うのが、音響に差はあっても、審査結果は会場の審査員と大差はないということだ。

金賞をとりそうな学校と、そうでない学校の演奏の差は、音響の違い以前の問題だからである。

会場の隅々まで音が飛んでいそうな学校は、テレビ視聴でも十分伝わる。

幕張総合しかり、鶴川二中しかりだ。

ちなみに私は、Nコン鑑賞、アンコン鑑賞をする時には、オーディオ用スピーカーから音を出すようにしている。

液晶テレビの薄っぺらなスピーカーではアナログテレビ以下の音質にしか聞こえないからだ。


さて、両二中の違いは何か?

違いを感じるのは簡単だが、表現するのが難しい。

下手な表現を許してもらうなら、鶴川二中が密閉型ヘッドホン、郡山二中は開放型ヘッドホンで聴いたようなとでも言おうか。

開放型ヘッドホンを使ったことのない人にはチンプン&カンプンの話で申し訳ない。

関東勢の傾向なのか、いや、選曲のせいもあるかもしれない、鶴二の合唱は密度が高くダイナミックに聴こえ、かたや二中(郡山の方)は刺激の少ない音だという印象がある。

言いかえると、鶴二は迫力があって、二中は大人しく聴こえるということだ。

音圧が高いぶん音が耳に飛び込んでくるような感じがして、それが鶴二の強い印象となって記憶される。

一方刺激は少ないが、じんわり優しく耳に届く二中はというと、大人しいというか、悪く言えば元気がない、しかしよく聴いてみるととても繊細な演奏というふうに記憶される。

審査結果をみると、どうもNコンには密閉型ヘッドホンの方が合うのかもしれない。

私も鶴二の演奏には心打たれた。

ただ、二中にも感動した。

先に述べたように、ハーモニーの繊細さという点では二中に及ぶ学校はないと思っている。

だから私の第1回ヘタレ審査では、僅差ながら二中が金だった。

しかし繰り返し再生しているうち、やはり鶴二かなとも思う。

二中も素晴らしかったが、それ以上に鶴二が優秀だったということなのだろう。

二中ファンとしては残念だが、今回は鶴二が一枚上手だったというふうに理解している。

「fight」で二中が銀賞だった時は不満タラタラだったけれど、僅差だった今回はまぁ納得いく審査結果だった。


二中のことはまだまだ書き足りないが、長くなったので次回としたい。

ここまで読んでくれた方に深謝申し上げる。



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