FC2ブログ

パソコソで楽しむ~私のNコン鑑賞法

2018年08月31日 21:00

県大会の音源は、イヤフォンをして気になる学校から順に聴いていった。

残念なことに一番聴きたい東北ブロックがアップされていないので、YouTubeにアップされた(すぐ削除された)郡山二中の映像を即座に動画保存し、編集ソフトで映像を回転させ通常バージョンに修正して楽しんでいる。

意外に高画質に撮影されていて、回転させ画像をアップにしてもそこそこ顔は判別できるようだ。(実に有り難いことです)

まだ歌詞が頭に入ってないので、二中動画を鑑賞する時には歌詞も読めるように画面に並べ、歌を聴きながら字句を追っている。

  こんな感じで鑑賞
   Gifts歌詞1
  さすがにNHKの音質には敵わないが、それでも二中が群を抜いていることは明らか


  ちなみにこれは第82回「プレゼント」鑑賞時
   C2
   この時は歌詞をすべて頭に叩き込み、ひたすら目の保養につとめた(笑)



Nコン2018♪山口県コンクールを聴いて観た

2018年08月29日 21:00

これまでほとんど地元合唱団に目を向けてこなかった私にしては珍しいことだが、8月26日放送の「Nコン2018山口県コンクール」のレビューを書いてみたいと思う。

とはいうものの、おそらく普通とは目の向けどころが違うと思うので、間違っても真面目に真剣に読んではいけません。

まあこのブログを本気で読む人はいないとは思いますが、中にはマジで怒り出す人間もいたりするもんですから、予めお断りしておきます。

それでは始めます。

※ 出場順位、学校名、【 】は審査結果 (もちろんNHKのです)


1 柳井市立柳井中学校 【銅賞】

混声(女子10名 男子2名)

12名の立ち姿が美しい。(女子は全員撫子立ち)

ホールの響きがデットなせいか、声が響いてこない。

言葉は悪いが、ところどころで男声がノイズのように聞こえてくるのが気になる。

人数を増強し女声とのバランスをとるのが最初の課題のように思える。

ただ、テンポやサビ前の溜めの作り方など、少なくとも指揮者の「Gifts」の曲解釈は素晴らしく、また生徒たちの「歌わせられている」といった消極的な面を微塵も感じさせず、生真面目に懸命に歌う姿は高く評価できる。

自由曲「未来」

女声陣のたぶんメインと思われる二人の、表情と美しい立ち姿はこの団体の今後を大いに期待させるもののように感じた。


2 野田学園中学校 【銅賞】

女声(女子8名)

少人数だが、全員撫子スタイルだったことを高く評価したい。

ソプの声がよく伸びている。

非常に明るい色調の「Gifts」だが、パート感のバランスが崩れる箇所があったのが残念。

2011年の東北ブロックでの秋田東中を彷彿とさせた。

サビ部分とエンドのコントラストは秀逸。

自由曲「わたしと小鳥とすずと」「あわ雪」

ハーモニーは澄んでいて、課題曲に比べよく歌い込まれている印象。


3 梅光学院中学校 【金賞】

女声(女子8名 男子1名)

梅光って女子学園じゃなかったのか!

ここも全員撫子スタイル。

「Gifts」のテンポが遅くないか?粘度のある歌声は会津若松四中を思い出す。

高音より中低音域が充実している印象だが、各声部はよくブレンドされていて心地よく響いてくる。

ただサビ直前の、巡ってく~♪ が伸びきれずに苦しそうに聴こえたのは残念。

自由曲「Sok Herren(主よ求めよ)」

素人の悲しさで、私には理解不能な曲。どっからこんな曲を見つけてくるんだろう?

ただし各声部がよく溶け合っているのは私でも十分感じ取れた。

曲途中で生徒が手を叩き出したのには驚いたが、この曲は民謡か何かなのか?(笑)


4 下松市立末武中学校 【銀賞】

女声(女子16名 男子3名)

脚広げて歌うのやめれ!(笑)

ノリノリで表情明るく歌う姿勢はいい、テンポ感もある。

やはり「Gifts」はある程度の大人数で歌った方が、聴き応えがある。

いかにも中学生らしい合唱で、この団体が審査基準になりそうだ。

指揮者の横顔が長澤まさみ似で、ピアニストがクールビューティー。(すまん)

自由曲「歌声は風にのって」

この団体にふさわしい選曲が素晴らしい。


5 山大教育学部付属山口中学校 【金賞】

混声(女子26名 男子9名)

ここも開脚スタイルで残念だ。

かけもち部員が多いわりには演奏は高水準。

若干テンポが速く聴こえるが安定の混声合唱といった印象。

元気いっぱいひたむきに歌う姿は、これぞNコンと思わせる。

金賞一校目確定。

ソプラノ中段の、IQ150くらいありそうな顔の子からはオーラが発せられていて、これが二中だったら間違いなくオールスターズの仲間入りをしてただろう。(笑)

自由曲「俵積み唄」

個人的にこの曲は騒がしいから嫌い。合唱にパフォーマンスはいらない。

しかしながら間違いなく高評価される演奏。


6 山口市立湯田中学校 【銀賞】

混声(女子21名 男子14名)

特筆すべきは35人の並びの美しさである。

画面向かって左の女声陣は全員右足を少し前に出し(私はこれを女子アナスタイルと呼んでいる)、反対に男声陣は左足を少し前に出して、全員で見事な扇形を作っているのだ。

直立する撫子スタイルの進化系が目に飛び込んできたのである。これには驚いた。

何を審査しているのかわからなくなってきたので演奏のことも書いておこう。

表情から曲に対する思い入れは十分感じられたが、抑制の効いた演奏で大人しい印象。

課題曲の性質を考えると、もっと弾けてもいいのでは。

それでも後半は元気を取り戻し、課題曲にふさわしい終わり方だったように思う。

SOP前列の木村文乃似の子の目がキラキラ輝いていたのも好印象。(笑)

自由曲「山口県民謡 男なら」

おおっと、課題曲の時よりもっと足を出してきたぞ、一歩前に!

男子18人に大幅増員。

全員で楽しそうに元気いっぱい歌う姿はとても好印象だ。

パフォーマンス嫌いの私だが、木村文乃とくりくり坊主君たちの笑顔に免じて許す。(笑)

ここも金賞候補か。


7 山口市立川西中学校 【銀賞】

混声(女子24名 男子11名)

いよっ!川西って、私はこの学校くらいしかNコンで馴染みがない。

ここも女子アナスタイルの進化系並びで扇形が美しい。

リズミカルな演奏でJPOPらしさがよく表現出来ている。

男声がしっかり聴こえるのは評価できるが、時に大声大会に聞こえることもあった。

あなたを導く夢はある~♪の、男声のある~♪は残念だったが、ほらね~♪の部分はよく聴こえた。

自由曲「きこえてくる」

よく歌いこまれた印象。

最後きこえて~♪からの高音がキツそうだったが、歌いきったのはお見事。

女子全員がデコ出しをやめてくれたら金賞候補にしたい。(笑)


8 山口市立大内中学校 【銀賞】

女声(女子13名 男子1名)

非常に声が揃っていて、少人数合唱のメリットを最大限活かした合唱という印象。

ハーモニーのブレンド具合もよく、透明感のある歌声は高く評価できる。

大サビ部分で高音部が少し尖って聴こえたのが惜しい。

自由曲「子ども」

こんな難曲を歌わせてはいけない。

私には意味がさっぱりわからんぞ。(笑)


9 萩市立萩東中学校 【銅賞】 

女声(女子10名)

ここは全員が撫子スタイル。

萩高校といい、萩の学校は赤いリボンを付けることになっているのかな?

リズミカルでJPOP感がよく出ている。

ハーモニーがきれいで清潔感ある歌声はとても好印象。

ソプラノ主力らしき子が懸命に歌っている姿は感動的。

大サビ部分で各声部が主張し過ぎの感があったのは惜しかった。

自由曲「風をみたひと」

課題曲で疲れたのか、ピッチが合っていないのが気になった。

ソプラノ頑張れ!あと一歩、十分金賞を狙える学校に思えた。


10 山口市立白石中学校 【銀賞】

混声(女子23名 男子12名)

全員足を閉じてキオツケ!

部員の溌剌さは好印象だが、女声男声のマッチングはもう一歩。

それでも前半は良かったのだが、後半は男子vs女子の様相になり完全に大声大会になっていた印象。

自由曲「夏の晩夏」

やはり自由曲でも男声の突出ぶりが気になった。

音楽に低音を加味しながらも、あくまで女声の引き立て役というのが混声合唱における男声の役割だと考えているので、違和感があった。(私は男子には超シビアーなんです)

でも、課題曲ソプラノにアイドル生徒がいたので許す。(笑)



★審査結果

【金賞】 山大付属山口中 梅光学院中

【銀賞】 末武中 湯田中 川西中 大内中 白石中

【銅賞】 柳井中 野田学園中 萩東中

やはり課題曲「Gifts」は少人数では難しいのかもしれない。

そんな大会の中で、9人という少人数で金賞を獲得した梅光学院は大したものである。

私の耳にも彼らの演奏は非常に心地よく聴こえたが、それでも35人混声合唱団の迫力には敵わず、個人的に少人数での参加団体は特に今年は厳しかろうと思っていた。

金賞受賞が信じられないといった梅光部員の表情からも、参加者自身の実感として受賞は難しいと考えていたのだろうと推察できる。

私のヘタレ審査によると、金賞1校目は付属山口中で確定、2校目は湯田中もしくは川西中で判断がつかなかった。

金賞ではないが私の中で高く評価したのが、演奏順に、野田学園中、末武中、大内中、萩東中である。

来年のNコンではより成長した演奏を聴かせてくれると期待したい。

それにしても金賞受賞の山口中が事情によりブロックコンクールを辞退するというテロップには驚いた。

演奏が聴かれないのも残念だが、私的にはIQ150女史が見られないのがもっと残念だ。(笑)

Nコン山口県大会をこんなに真剣に観たのは初めてかもしれない。

地元長州の学校に二中の幻を探しているのかと思うこともあるが、ひたむきに懸命に歌う中学生の姿はとても眩しく、コンクールのレベルとは関係なく胸を打つものがあった。

山口県コンクールを観て本当に良かった。

そのことに気付くのが遅すぎたのは重々承知しているが、私自身は一歩進めたと思っている。

長文かつ駄文をお読みいただき深謝申し上げる。


第10回アンコン予想

2018年08月28日 21:00

第9回声楽アンサンブルコンテスト全国大会において郡山二中が演奏したKv192のレビューは、2年越しをさらに超えて発酵熟成が進み、年代物レビューになりそうな予感がする。

Choral Aurora、安積黎明、福島東、松戸一中については書けたのに、総合第1位の郡山五中、総合第2位の日大東北、好感度第1位の郡山二中、私が敬愛してやまない三大合唱団が素晴らしい演奏を聴かせてくれたというのにさっぱりその感想が書けないというのは一体どういうわけなのか。

思うに表彰式があまりに感動的だったゆえに、肝心の演奏がお留守になったのかも?

いや、そんなことはない。

いつも言ってるように私は、部員の一挙手一投足を見逃さないよう画面を凝視しつつも、耳はしっかり演奏を聴く人間である。

審査結果とは別に自分なりに順位を付けてみた結果がこれ。

第一位 日大東北 (五中と迷ったが感動したという点を評価して日大)
第二位 郡山五中 (超絶合唱という意味では断然1位)
第三位 福島東  (最初に聴いたとき正直二中より上手いと思った)
第四位 郡山二中 (福島の宝である二中はステージに勢揃いした時点で上位確定)
第五位 安積黎明 (Auroraとほとんど同点) 
第六位 Choral Aurora(好感の持てる演奏だったがBACHに少し違和感)
入賞  その他の団体

どうです!ちゃんと聴いてるんですよ私は。

総合8位の二中が第4位とは超あまあま審査に思うかもしれないが、誰だってあのステージを見りゃ上位に付けたくなるはずだ。(笑)

フィリップス殿下だって二中に5位を付けてるじゃないか。

このように演奏以外のことならスラスラ書けるのに、肝心要の演奏レビューはさっぱり書けない、困ったもんである。

それゆえ今回は、第10回アンコン福島県大会で二中が「戴冠式ミサ」を演奏してくれたことを知って、眠れぬほど興奮したことを思い出しながら書いていくことにする。

一昨年晩秋の頃、私は第10回アンコンで、二中あるいは五中のいずれかが演奏するだろうミサ曲の予想をしてみた。

それが「戴冠式ミサ」だったのである。

「世寡虫よ、君のアンコン予想が的中したぞ!」

ご常連さんからの嬉しい知らせに驚くとともに、心中は若干の淋しさもあった。

まずは私が別サイトでアンコン演奏曲予想について記したものをここに貼り付ける。

なお、この記事では当事者に迷惑がかからぬよう実名は伏せた。

(それでも大迷惑かもしれないが、不徳の致すところだ)



『第10回アンコン予想』

第10回声楽アンサンブルコンテストで二中が演奏しそうな曲を予想してみた。

ズバリ言う、モーツァルトミサ曲ハ長調 Kv317「戴冠式」である。

モーツァルトのミサ曲の中では、「レクイエム」と並んで比較的よく知られた曲で、特に
AgnusDeiのアリアの旋律は有名だ。

私自身これまで、Kv317とKv337はモーツァルトミサ曲演奏のトドメに最適な曲だと信じていたが、ここにきて、夏の終わりに秋が音もなく忍び寄る季節の移ろいにも似た、つまり案外ゴールが近づいているのかもしれない(音楽顧問の異動という意味)という一抹の不安と寂しさを感じ始めたというのも、私にこの曲を予想させたのかもしれない。

忘れてはならないのが五中の存在だ。

毎年モーツァルト、ラインベルガーを順繰りで演奏しているパターンが今年も続くとするなら今回はモーツァルトである。

だから五中がチャレンジしても全然違和感はない。

というより、五中の方がこの曲の広がりみたいなものを上手く表現してくれるんじゃないかと思うし、過去の五中モーツァルトの選曲傾向を考えても、合唱と弦楽が同時に始まる曲を選んでいる。

問題はKyrie~AgnusDeiでどの楽章を選ぶかという点である。

各大会5分、10分、15分の演奏時間に収めなければならない上、ソロ部分がダントツで多いAgnusDeiを演るかということも選考に大いに影響する。

この曲はAgnusDeiが肝であることは間違いないが、前々回マエストロは、肝と思われる楽章をあえて外し、不足分はアヴェ・ヴェルム・コルプスで補ったという経緯があるので、やはりKyrie、Gloria、Credoの3楽章というのが妥当かもしれない。

最後に、私の個人的で超楽観的、そんなの絶対あり得んだろう的願望を書かせてもらうと、二中がこの曲を選曲し、◯◯◯◯がソプソロを、◯◯にアルトソロを歌わせる、そんな夢のステージを妄想している。

ソプソロ◯◯◯◯は決して顔で選んだわけではなく、声質そのものがAgnusDeiのアリアを歌うにはうってつけだと思うからだ。

私が所有しているウィーン少年合唱団演奏のCDを聴くととても声質が似ているのである。

てなことを夢想しながらも本心では、いやいやKv262も二中に相応しいぞなんて考えたりする昨今である。



以上のような妄想を書き散らし、首を長くしてアンコン情報を待っていたのだが、嬉しい結果となったようだ。

五中は大きく外したものの、その分二中に希望を見出すこととなった。

果たしてソロは誰が担当するのだろう?

◯◯は来年満を持しての登場か?

ソプラノ池田伸子とアルト忽那汐里は出場したのか?

女声というより女性ばかりが気にかかる私はどうかしているが、まあそれはご愛嬌ということでお許し願おう。(笑)

コーラス凍らず郡山

2018年08月27日 21:00

※この記事は2016年9月に書いたものです。



岩もる水の泉崎 矢吹須賀川冬の来て むすぶ氷は郡山 近き湖水は猪苗代♪

この歌を知らない人はいないと思うが、私は今この歌を聴くのが非常に辛い。

特に、矢吹須賀川冬の来て~。

私はわけのわからんこんな替え歌を口ずさんでいる。

岩もる水の泉崎 矢吹二中に冬が来て 響くコーラス郡山 神明長者の名は高し♪

先々週先週と、福岡山口両県のNコン県大会の放送を視聴した。

合唱を楽しむ目的で観たのではなく、もちろん美貌の女子中学生を見つけるためでもない。

課題曲の「結」が、合唱で演奏されるとどんなふうに変わるか知りたかったのだ。

個人的にmiwaという歌手には比較的好印象を持っているものの、買ってまで歌を聴きたい歌手ではない。

あまり自分好みではない曲が、合唱用に編曲され、力のある合唱団が演奏することによって輝きを放つというのはこれまで何度か経験してきた。

「結」が予想以上に変貌を遂げているか、地方コンクールで確認したかったのである。

結論を申せば、ビミョーといったところか。

曲自体に魅力が少ないのと、聴かせるだけの力量が演奏側に備わってかったせいかと思うが、当然私自身の聴く側の感性の問題も大きく影響しよう。

ともかく少なくとも2県のコンクールで私が感動を覚えることはなかったし、どの団体が金賞受賞したのかさえも覚えていない。

やはりブロックコンクールレベルにならないと感動する演奏に出会えないのかなあというのが率直な感想である。

そのブロックコンクールも今年はNコンライブで中継しないというからビックリ仰天だ。


他のブロックはともかく、東北ブロックだけは中継してもらわねば困る。

二中の歌の仕上がり具合と部員の仕上がり具合を観るのが、この時期の年中行事になっていたのに!

命名の儀も幹部候補生の見分けも出来ないじゃないか!

中継なしと知った時はあまりの大打撃に言葉も出なかったが、ここにきてようやく気を取り直し、10月までのお楽しみ~と楽天的に構えていたところに悲報が飛び込んできた。

毎年毎年、どうか波乱が起きませんように!そう神頼みをしていたのに・・・嗚呼!

出演順が悪かったせいか? 大きなミスがあったのか? もしや主力選手が退部でもしたのか?

いろんな憶測が浮かんでくるが、放送映像を確認するまではなんとも言えない。

福島県コンクールでは好成績を収めているし、また海彦部長のコメントからも、今年のチーム二中が悪かったということではないようだ。

3年生部員には3年連続全国大会オンステして欲しかったし、上手く行けば副部長のドスの利いてそうな声が聞けるんじゃないかと期待もしていた。

敗退のショックは当然私より彼らの方が格段に大きいわけだけれども、決して失敗を引きずらずその見事な立ち直りというのもチーム二中の真骨頂なのかもしれない。


青天の霹靂

2018年08月27日 21:00

※この記事は2016年9月に書いたものです。



二中のNコン県大会敗退のニュースを知ってたいへん驚いた。

青天の霹靂、まさかあの二中が・・・

そう思われた人も多いに違いない。

東北ブロック敗退、全国進出ならずというのならまだわかる気もするが、県大会レベルで敗れようとは露程にも考えてなかった。

考えてみれば、全国大会並みかあるいはそれ以上に厳しい東北ブロックコンクールを勝ち抜く以前に、強豪ひしめく合唱王国福島県で、熾烈極まる選抜を勝ち抜かなければならないのだ。

二中の実力を持ってすれば、東北ブロック進出は当然であると軽く考えていた私は大いに反省しなければならない。

(正直言って全国進出も当然だと思ってました)

実際にコンクールを観られない多くの人が、いや、私自身がと言っておこう、テレビ中継やネット配信で、二中合唱を見聞きして、今年の二中はどうのこうのと感想を抱くわけだが、彼らが私達の眼前に姿を見せ披露する演奏は、練習を積み重ねた結果作り上げたほぼ完成形の合唱であることをつい忘れてしまい、いつも二中はこういう合唱をするものだという先入観を持ちがちである。

少なくとも私はそうであった。

素晴らしい歌声を響かせる彼らも決してスーパーマンではない。

こんなアタリマエのことを忘れさせるほど二中の演奏は私を夢中にさせ、盤石と言っていい安定感に私は何の不安も覚えることなく彼らの歌声に酔いしれることができた。

その盤石な演奏をするために彼らがどれだけ精力を傾けてきたか考えもせず・・・。


数年前のNコン県大会で、二中が思うような演奏ができず悔し涙を流したという話を人づてに聞いたことがある。

あれだけ素晴らしい演奏のどこが不満なのか、素人で部外者の私には理解できなかったが、彼らが目指す理想の合唱とは距離があったのかもしれない。

それでも東北ブロック進出を果たし全国大会で優秀な成績を収めたのは言うまでもない。

今回の県大会はどのような演奏だったか、後日テレビ映像を見せてもらうまでは何とも言えないが、全日本の福島県コンクールで上位入賞を果たしたことからも、また、新聞に書かれたコメントから考えても、演奏レベルは高いものだったと推察できる。

演奏順位が影響したのかもしれないが(その可能性大であると私は考えている)、二中ならそれくらいのハンディをものともせず立派な演奏をするはずだ、とも思う。

実はこれこそが先入観というもので、演奏順位は過去の例からみても多大な影響を及ぼすことは明らかだ。

本当に優れた演奏なら演奏の順番なんて関係ないという声が聞こえて来そうだが、私はこういうもっともらしい、建前だけの正論もどきを吐く人間が大嫌いである。

数十校の団体が一日かけて演奏し審査を受けるという日程そのものに問題があるような気がしてならない。

バッハとハイドンとモーツァルトとベートーヴェンとシューベルトが審査員席に座り、絶対の審美眼を持って審査しているわけではないのだ。

実際の審査員は斯界では著名な方々だと思うが、そこは人間のすることである。

やはり最初の方に聴いた演奏の印象が薄くなり、終盤になるほど印象が強く残るのは仕方ない。

最初に聴いた演奏が基準になってしまうだろうし、時間の経過とともに審査員の集中力や真剣さだって変わってくるはずだ。

だから強烈な印象を残す優れた演奏をしなければならないという意見は子供でもわかるもっともな話だが、そのこと自体が不公平な話である。

この際、昔のテープ審査というのも、案外再考の余地がありそうにも思える。

もちろん録音審査のことであって、現代風に録画審査、映像審査なんてことはあってはならない。

耳で聴いた印象に見た目の印象が加わるとマトモな審査にならないことは私が実証済みだ。

それでは毎年二中が金賞一校目に選ばれてしまう。(笑)

そこで私は考えた。

スケジュールの都合はお構いなしという設定で言えば、一日目はこれまで通り決められた演奏順で、二日目は順番を逆にしてみるというのはどうか?

中盤の団体が代り映えしないというデメリットはあるが、前半組の不満は解消できよう。

もう一つはテープ審査の復活である。

ただし、一日目はこれまで通り大会を開催し、二日目に審査員だけで前日のテープ審査を行うのだ。

もちろんその時は団体名は伏せてブラインド審査を行う。

自由曲を聴けば団体が判明してしまうという問題点はあるが、演奏順問題解決が目的だから実質的な問題はないはずだ。

これだったら生徒や教諭に負担はかからないし、審査員だって時間をかけて納得のいく審査ができる。

それにしてもNコンファンの私には今年のショックは大きい。

現時点であまり私好みではない課題曲「結」が、二中の演奏でどう仕上がるか非常に楽しみにしていたのである。

毎年Nコンライブで東北ブロックコンクールを観るのを楽しみにしていた私は、今年はライブ中継しないと知ったことも大きな衝撃だった。

演奏の仕上がり具合と部員の仕上がり具合を観るのが私の最大の楽しみだったのに!

実は二中の県大会敗退の原因が、Nコンライブ中止にも関係あるんじゃないかという邪推をしているのである。

毎年必ずひとりふたりのスター選手を輩出してきた二中の合唱女子は、当然今年も中継されスター誕生のチャンスに恵まれると信じ、私こそ歌姫よとばかりに歌唱力を鍛え美顔に磨きをかけていたところに突然の中継中止、お披露目のチャンスを失ったことが合唱にも影響したのではないかと、私は勘ぐっているのだ。(笑)

山口県、福岡県の大会の模様はテレビで観たが、福島県大会の模様は後日、映像を送ってもらうことになっている。

敗退が決まった今、演奏の仕上がり具合などどうでもよく、ただただ部員の仕上がり具合だけが唯一最大の楽しみなのである。(笑)

第79回Nコン記事の中で、5連覇を絶たれ銀賞に終わった二中について、私はこんなことを書いている。


二中にはいつまでも強くあって欲しいと願っている。
しかし、金賞でなければならない、王者でなければいけないとは一度も思ったことはない。
いろんなコンクールで二中らしいハーモニーを聴かせてくれたらそれで十分と考えている人が
大半だと思う。
万が一県大会が突破出来なかったとしても、彼らが二中ハーモニーを奏でてくれる限り私は
応援し続けるだろう。


本当にそうなるとは思わなかった。

今年、私が二中のNコンレビューを書くことはないかもしれないが、4年前の思いは今も変わっていない。




最新記事