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長澤まさみ 「群青 愛が沈んだ海の色」

2009年06月30日 22:50

長澤まさみ主演、「群青 愛が沈んだ海の色」について。

6月28日、公開二日目の日曜午後というのに、お客さんのいないことに先ず驚いた。

我が町は人口17万人の地方都市であり(まさみちゃんの磐田市と人口だけは同じ)、その町の大型ショッピングセンターの中にあるシネマコンプレックスで観たのだが、100名収容の「群青」用ホールは自分を入れてたったの5人しかいなかった。

ホールを間違えたかと思い、係員にここでいいのか確認したくらいだ。

熟年カップル1組、20代と思しき女性2名、加齢臭の気になるおっさん一人(私)。

その後も誰も入場せず、ホール中央の一等地に座り、王様気分で鑑賞した。

           gunjou-001.jpg

あらすじは省略するが、いわゆる原作本との対比で鑑賞した私には期待はずれもいいところだった。

田中美里が弾くラベルのピアノ曲と、吹き荒れる風の音が強く記憶に残った。

あとは昔ながらの島の風景と、太古から変わらぬ青い海。

長澤まさみちゃんはもちろん、出演者全員いい演技だったと思う(子役はもうすこしだった)。

まさみちゃんは精神が崩壊した涼子を、顔の表情、特に目の動きで上手く演じていた。

もしこんな目の人が近くにいたらちょっと怖いな、と思わせるくらいの心神喪失ぶりだったと思う。

こんな演技も出来る人なんだなぁと素直に感心し、心で拍手を送った。

同時に、そんなまさみちゃんの熱演もあの脚本では台無しだと腹も立ってきた。

涼子を精神崩壊させるほど一也の存在感は大きかったはずだが、その一也がちっとも魅力的に描かれていないのはどういう訳か?

そのせいだろう、涼子が一也に惹かれた理由もよくわからなかった。

涼子と一也のシーンで唯一良かったのが、一也の民謡に涼子が合いの手を入れるように謡うところだろうか。

まさみちゃんの地声が聞こえたようでここはよかった。

映画全体は3部構成になっていて1、2章が序章、最終章がいきなりクライマックスという感じ。

はっきり言って終楽章だけあればよかったのでは?序章からのつながりが感じられなかったので。

大切な人をそれぞれに失った父親とその娘の再生を描く、とか言っていたが全然再生してないではないか。

これから再生するのかなと思ったら、そこでエンドロールである。

後は鑑賞者の想像におまかせしますっていうのは、監督の体のいい逃げではないかと思う。

尻切れトンボの映画であった。

まさみちゃんにも一言いいたい。

昨年の製作発表の際に、「人間の本能で感じてもらえる映画です」、ってどこがやねん?

今になって思えば、この発言は妙な期待をさせるための作戦であったのかもしれない。

私は素直にひっかかってしまったが・・・。

それと沖縄の大自然が傷ついた心を癒すというイメージを持っていると裏切られる。

青い空も、青い海もそして沖縄の人たちも決して癒してなどくれない。

ただただ黙って見守っているだけ、私にはそう思えた。

中川監督の脚本をなぞって膨らませた宮木あや子の原作本の方が、この監督の脚本よりよっぽど優れていた。

何故わざわざ宮木氏を原作者扱いしたんだろう。

製作委員会に小学館を取り込むためか、それとも監督のダメ脚本で映画がこけた時の責任逃れのためかなどと勘ぐってしまう。


まあ悪口ばかり書いてしまったが、長澤まさみちゃん目的にこの映画を見るのならそう悪くはなかったといえる。

女優としての新境地も見せてくれたし、まさみちゃんのアップも多かった(でも科白は少ない)。

長澤まさみPVとして鑑賞する限りは腹も立たないだろう(やっぱり悪口だな)。


           gunjou-002.jpg
            少し貫禄がでてきたようにも思える 来年で女優歴10年だもんな

           gunjou-003.jpg
             いろんな意味で考えてしまう映画でした

           gunjou-004.jpg
            みなさん標準語でした ここは沖縄ヨー

           gunjou-005.jpg
            一也より大介に魅力を感じるが・・・

           gunjou-006.jpg
            心ここにあらずの表情 また一歩前進したまさみちゃん



コメント

  1. びち | URL | K9zE9k7Q

    安心しました

    こんにちは。
    今日はコメントありがとうございました。
    私も遊びに来ました。

    世寡虫さんのレビューを拝見して、安心してしまいました。
    私だけが想像力不足で、イマイチに感じていたのかなぁっておもっていたものですから。
    そして何か足らないと思ったのは、一也の良さが描ききれていなかった事だと気付きました。
    私は大介ファンなので理解出来なかったのかと思っていましたが、確かに一也が大介よりも惹かれた理由がはっきりしませんでしたね。
    映像も美しく、音楽もぴったり、人の心と自然の様子がマッチした作品だっただけに、もう一歩踏み込んだ内容だと嬉しかったなぁと感じました。
    ちなみに、大介ファン目線というだけで見ても、悪くなかったです。笑

  2. 世寡虫 | URL | dKmeQNGg

    Re: まさみの脱ぐ脱ぐ詐欺にやられました

    ご丁寧にありがとうございます!
    「群青」のレビューをいろいろ読みましたが、あまり芳しくないようで・・・・。
    そんな中でもびちさんのレビューが一番的を射たもののように感じました。
    想像力不足だなんて、とんでもないです。
    あれで想像しろという方が無理なんですから。
    福士誠治さん、私は初めてでしたが、この映画の中にあっては一也なんかよりよっぽど魅力的でしたね。私が女だったら一也ではなく大介に惚れると思います。
    最後はファンタジーになって少し戸惑いましたが、土いじりが精神性を回復させると聞いたことがありますし、あのシーンは良かったですね。
    この映画、主役はクラノスケであり、準主役としてまさみちゃんと福士君かなーなんて思ってしまいました。
    福士君も素敵な役者なので、今度「長澤会」に推薦しておきます(笑)
    またご訪問下さい。ありがとうございました。


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