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五月闇

2010年12月15日 23:06

金田一春彦著「ホンモノの日本語を話していますか」を読んだ。

平易な文章で書かれていて、私のような日本語学習初心者にはふさわしい本。

その中で記憶に残ったのが、「五月闇」という言葉を説明した部分だった。

「夏は来ぬ」という唱歌はよく知られているが、その中で歌われる「五月闇」について金田一はこう書いている。

「五月闇蛍飛び交い くいな鳴き卯の花咲きて 早苗植え渡す 夏は来ぬ」

明智光秀は天正十年六月二日に主君織田信長を本能寺に不意討するが、なぜこの日なのかというと、暗闇に乗じてことを為さねばならなかったからだという。

昔の五月は梅雨の季節で、しかも今と違い照明がなく、月の出ない夜はそれこそ鼻を摘ままれても分からない闇の世界だった。

また五月であれば何時でもいいと成り行きで挙行したわけではなく、五月二十八日に目的地に着くように計画している。

旧暦において、みそか前後はほとんど月の出ない闇夜、それも五月闇であった。

つまり光秀は用意周到に計画を練っていたということになる。


大体こんなことが書いてあった。

本能寺の変は光秀の単独説や謀略説などさまざまに語られている。

それぞれもっともなことが書かれていて、歴史の知識が蓄積されてない私はすぐに、ナルホドと感心してしまう。

この本のお陰で、真暗闇の中必死に戦った信長が、「天地人」とはまた違ったイメージで私の中によみがえった。

季節感がなくなったとはよく言われるが、“闇夜“ というのも案外遠いものになってしまったような気がする。


       satukiyami1.jpg
        モニカ様お逃げ下さい、明智めが!
        初音、闇夜にしては明るいと思わぬか?
        わたくしのオーラのせいでございます





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