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第2回ひとり選考委員会

2014年11月16日 10:56

前回、ぜひ二中合唱でMissa Longa Kv262を聴いてみたいと書いた。

長いCredoを一部省略して演奏すれば制限時間内に収まるし、決して演奏不可能ではないと考えたからである。

しかし同時にこうも考えた。

呆れるほどの堂々巡りで、己の優柔不断ぶりは恥ずかしい限りだが、今回はひとり選考委員会の選考過程を読んでいただこうと思う。


先日読んだ解説書によると、このKv262は、Missa brevis Kv262『Missa Longa 』というのが正式名らしい。

ミサロンガ(長い)なのにミサブレビス(短い)とはこれ如何に?

なんとも不思議な題名で、ミサ曲に詳しい人ならば、カンタータ形式がどうのこうの、式文がどうのこうの、楽器編成がどうしたこうしたと理由もわかるのだろうが、私には演奏時間が長いからLongaだろうくらいの認識しかない。

それはともかく、なぜミサブレビスになるのか?

Missa brevis・・・ 

私はパンと膝を打ち、改めて過去の演奏を調べ直してみた。

Kv65,194,140,275,192,220,259,258

Kv140,258も限りなくミサブレビスに近いと考えると、これまで二中の演奏したモーツァルトミサ曲はすべてミサブレビスということになる。

つまり二中は、毎年ミサブレビスの中から選曲していたのだ。

あまりに当たり前すぎて何を今更と笑われるかもしれないが、なぜか私はその事実をどこかに置き忘れていたようで、盲点を突かれた気がした。

自分が好むミサ曲を彼等に演奏して欲しいと願うあまり、ミサ曲すべてを選曲対象にしてしまっていたようだ。

灯台の根元は暗かったというやつである。(笑)

ここで考えなければならないのが、次回もミサブレビスとカテゴライズされた作品の中から演奏楽曲を選ぶと仮定するなら、おのずと選曲範囲が狭められてくるということだ。

諸説あるのだろうが、私の理解によると、明確にミサブレビスとされた楽曲で演奏されていないのは、Kv49,Kv262くらいである。

かつて私がお薦め曲とした、Kv66,167,257,317,337はいずれも名曲であるが、ミサブレビスの範疇を超えているので、この際選曲対象から外した方がいいのかもしれない。

演奏時間だけを考えればKv167は最適なのだが、解説によるとミサブレビスの範疇を超えているとのこと。

ではKv49,Kv262で決まりかといえば、演奏時間を考えるとそう簡単には区分けできず、そこが大いに悩むところである。

Kv49にしてもKv262にしても、Credoが非常に長く、普通に演奏していてはとても規定時間に収まらない。

県大会、全国予選、全国本選と、それぞれの規定時間に合わせる必要が出てくる。

Credoを分割するとか、あるいは通常演奏するKyrie,Gloriaあたりを省くとか、難しい選択を迫られる。

前にも書いたように、Kv49はメリハリがあって旋律もたいへん美しく、二中合唱に相応しい曲だと思っている。

特にCredoの男声ソロが美しい旋律を独唱する部分は聴かせどころで、私的には省いてもかまわないのだが(笑)、ここを省略してしまうと曲の魅力が半減するかもしれない。

この曲で気になるのは、AgnusDeiの最後、パーチェーン♪が少々インパクトに欠けるところだ。

私的には、AgnusDeiはもっと賑やかにと終わって欲しいと思う。

理想を言えば、Kv275のAgnusDeiのように、ドナパーチェンでさんざん盛り上がって最後に少しだけ余韻としてドナパーチェンが来るのがいい。

インパクトという点でKv220,259のAgnusDeiも私のお気に入りだ。

しかし前回Kv258がそうだったように、今の二中にはアーメン止めのような落ち着いた終わり方が合っているのかもしれない。

思わずBravo!と声をかけたくなるような派手めの終わり方の方が印象に残ると思うのだが・・・(あくまで個人の意見です)

私のイチオシ曲Kv262についてはその点心配いらない。

メロディーはいささか単調であるものの、ソロカルテットが歌うドナパーチェンは勢いがあり、まるで祝典のように曲が終了する。

というような堂々巡りの結果、イチオシはKv262で変わらず、次がKv49となった。

そのあとに続くのが、ミサブレビスの範疇に入るかもしれないKv167。

モーツァルトらしい眩いばかりの明るさに満ちた旋律が印象的な曲で、演奏時間を考えるとこの曲もありかなと思う。

その次はKv257。

Kv49同様、この曲もCredoが特徴的。

至るところでいぶし銀のような旋律が出現するこの曲も名作だと思う。

レクイエムを彷彿とさせる旋律も出てくる。

GloriaとAgnusDeiが派手めに鳴ってくれるのも私好み。

問題は30分近い演奏時間だ。

あえてその次を書くならKv66だろうか。

ひたすら明るい曲である。

ただこの曲もすべて演奏すると20分近く必要で、端折らなければならない。

残ったKv317,337であるが、前から言っているように、この2曲は曲自体が立派過ぎるため、限られた演奏時間では難しいと思われる。

合唱団ではなくソリスト一人にスポットが当たっても構わないなら、ぜひ、ソプソロに珠玉のメロディーを歌って欲しい。

二中最後のモーツァルトは、この2曲のどちらかで締めくくって欲しいというのが、私の願いである。

私がお薦めしたい曲は、どれも皆少しイレギュラーな面があり、これまでの演奏曲の傾向からは少し外れる。

では、規定時間内に収まるミサブレビスでコンクールに相応しい曲は?

見つからない・・・

Kyrie、Gloria、Credo、AgnusDeiをもれなく演奏し、かつ15分以内で収まるコンパクトなミサ曲はもうない。(涙)

なんてこった!

ヤケのヤンパチ日焼けのナスビ、やっぱりKv262やってもらうしかない!(笑)


話は変わるが、私はアンコン曲を予想する時、出場するであろうメンバー、特にソリストの顔を思い浮かべ、どういう風に歌うだろうと想像しながら曲との適合性を考えることにしている。(キモッ!)

これまで思い浮かべたメンバーは・・・

Nコン全国大会を見ていると、なんとなくこの子歌上手そうだなと感じることがある。

毎年そうやってアンコン出場選手を自己推薦して遊んでいるわけであるが、今年もちゃんと決めた。

しかし、さすがの私も彼女たちの志望校までは想像できず、全日本終了後、受験準備のため退部する子も出てくるかもしれない。

それは仕方ないことだとわかってはいても、やはりどこか惜しいという気持ちもある。

昨年の第7回が優れていたのは、ソリスト含め3年生が多かったというのも理由のひとつではないかと考えている私は、次回もなるべく多くの3年生が選抜されることを期待している。

アンコン選抜は実力主義と聞いているが、教育現場として考えた時、長幼の序を学ぶまたとない機会であり、日本には古くから年功序列という優れた知恵があることを彼等に教えるべきかもしれない。(笑)


盛岡で行われた全日本コンクールのCDを入手したので、次回にでも感想を書かせてもらおうと思っている。

ただ、収録曲が多すぎて、全曲聴き終え感想をまとめるのには相当時間がかかりそうだ。

時間を費やし聴き終えた感想が、「素晴らしかった」の一言になってしまう可能性も、私の場合ないではないが、せめて二言三言は述べたいと思っているので、下手をすると掲載は年明けになんてことも考えられる。

アンコンだけでなく合唱部人事も大いに気になるこの季節、ストーブリーグも目が離せない。






コメント

  1. | |

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  2. 世寡虫 | URL | -

    気分転換だと思って・・・

    なるちゃんさん

    たしかに、正直いって残念という気持ちもありますね。
    が、しかし、それでも私は彼等を信じたいと思います。(笑)

    返信が遅くなってすみませんでした。
    またのご訪問お待ちしております。
    ありがとうございました。

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