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胸熱のヴィヴァルディ

2015年07月05日 13:56

二中本選を鑑賞したので、胸熱のうちに感想を書いておきたいと思う。

最終楽章が予想外に良く、二中ここにあり!の感を強くしたというのが、通して聴いた時のファーストインプレッション。

気になったのは2楽章中頃の、ソプラノにアルトが加わるところ。

マエストロが一瞬非常に厳しい表情で生徒を見るので、何が起こったのかとても気になった。

また、それにしてもよくこのタイミングでカメラマンも撮影出来たなと変なところで感心する。

順を追って書いてみよう。


                 二中本選表紙


本選アナウンス 「プログラム1番、中学校部門金賞、福島県郡山市立郡山第二中学校」

初っ端ということもあり、演奏開始前の拍手が他のどの団体よりも盛大で、観客のなみなみならぬ期待、関心が伺える。

ファンとしてなんだか嬉しい。

1楽章は予選と同レベルのように私には聴こえ、まずは順調な滑り出しと安堵する。

問題は2楽章で、予選を聴いた直後ではテンポがえらくゆっくり感じられたのだ。

私の思い過ごしかも知れず、そこで、ちょうど昨年の今頃やったように、予選と本選でどのくらい演奏時間に差があるか調べてみることにした。

結果、1楽章、6楽章は1秒以内の差に収まっているのに、なぜか2楽章だけは本選の方が13秒も長いと判明。

予選の2楽章は4分32秒で、本選では4分45秒。

4分半の曲で13秒も違うと、いくら私が鈍感耳でも気付く。

どういう理由でテンポが変えられたのか私にわかるわけはないが、これが微妙に影を落としたのではないかと素人の私は勘ぐっている。

2楽章中頃に、マエストロが一瞬、非常に厳しい表情を部員に向ける場面がある。

実は私もそこの箇所が妙にひっかかったのだ。

音程とテンポが非常に取りづらそうな、ハーモニーを重ねるのは至難の業と思える箇所である。

予選では感じなかったのに、なんだかシックリこない違和感を感じてしまった。

もちろん、マエストロが厳しい表情を見せた理由は、私が抱く違和感とはまったく違うものだろうが。

そして曲終わりは、見事な アーアーアーアー♪ (笑)で締めくくる。

二・ムジチ合奏団の余韻を感じさせる終わり方もExcellent。

この2楽章短調は、演奏する方も聴く方もとても緊張する。

少しでも集中が途切れると破綻をきたす難しい楽章のように思えてならない。

にもかかわらず果敢に挑戦し、やり遂げた二中を私個人は高く評価する。


3楽章目は予選とそう変わってない。 
以上。(笑)


さて終楽章、「Cum Sancto Spiritu」だ。

初めて聴く曲だったが、これが予想外に良く、なぜもっと早く聴かなかったのだろうと悔やまれてならない。

アンコンに相応しい曲で、極めて二中らしい演奏だった。

「Cum Sancto Spiritu」を男声が歌い始め、女声が引き継ぐ。

そして今度は女声メインで「Cum Sancto Spiritu」が歌われる。

その時だ。

ひときわ輝くソプラノが、アアアアアアアアアー♪ と音階を駆け上がり、ステージにこだまする。

背中がぞくぞくっとする瞬間である。

私はこれで何度ヤラレたことだろう。(笑)

誰だ、こんな声を出すのは!アルプス方面の少女か!

歌い方に力があるから、映像を見ていればだいたい見当がつく。

毎年毎年、尽きることなく逸材を出してくるから、この学校はこわい。

そこからはソプラノ女王の天下だ。

アルトと男声が忠実なしもべとなって女王を支える。(私はソプフェチですからご勘弁を)

華やかでありながらどっしりした重厚感もあわせ持つ、オーケストラのような二中混声に、私は一瞬、ここがアンコン会場であることを忘れた。

これまで合唱と弦楽伴奏が、対等か、時には伴奏が勝ってるように思えたこともあったが、この楽章で完全に逆転、いや、本来の合唱メインに完全復活。

アーメンの素晴らしさも書いておきたい。

アーメンのメンの発声だ。

ほとんどは優しくアーメンと歌っているが、管楽器が高らかに鳴る直前の アーアーメーン♪ では(ソプラノ4人衆が映るシーン)、管楽器のインパクトに負けじと、弾けるように メーン♪ と歌っている。

アーメンコーラスが大好きな私は、Kv194Gloriaでみせた、姉キャシーの力強い アーメン♪ を思い出した。

最後の最後、アーメン アーメン アーメアーメン アーメン アーメーン♪

キャシーの声が最後に響く、それは見事な歌いっぷりだった。

二中の面目躍如といった最後の大合唱には久しぶりの興奮を覚えたと同時に、やはり二中はこうでなくっちゃとの思いを強くした。

合唱、弦楽、管楽が一体となった大フィナーレは、まさに感動の極みである。

二中の持ち味を100%発揮できるのは、こういう明るいメリハリのある曲ではないかと終曲を聴きながらつくづく思った。

個人的にヴィヴァルディはあまり好みではなかったが、終楽章を実際に聴いてみて、マエストロの選曲の確かさに私は尊敬の念を抱く。

それにしても良かった。

成績には疑問が残るものの、この終楽章が聴けたから私は十分満足である。

毎年部員は入れ替われど、二中はやっぱり二中だった。

二中ヴィヴァルディについてはまだまだ思うことがあるので、また別の機会に記したいと思っている。





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