スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アンコン福島県大会

2016年04月03日 12:25

2月の深夜、就寝中の私は、携帯電話で叩き起こされた。

「二中の県アンコンがアップされた。消されるかもしれないからすぐ保存するように!」

慌てふためきパソコンを立ち上げアクセスしてみた。

おお、Kv192を演ってるじゃないか!

5年前震災で叶わなかった幻のミサ曲である。

何と素晴らしい選曲!

興奮でアドレナリンが急上昇しそうだ。

メンバーもナイス選抜じゃないか!

2年生でソロを固め、バックに学級委員長を配置。

脳内でドーパミンが音を立てて迸った。

これまで私はアンコンは3年生主体の方がいいんじゃないかと思っていたが、今年に限っては認める。(笑)

3年生の学級委員長とアルトの子がバックコーラスでしっかり引き締めてくれるだろう。

どういうわけか私はこの学級委員長がお気に入りで、ご本人の迷惑を顧みず、これまで何度も登場してもらった。

「いつもいる」という安心感のようなものを彼女に感じるからかもしれない。

もちろん3年間合唱部に在籍した子は他にも十名近くいるわけで、何も彼女だけが特別なわけではないはずなのだが、そこは何の根拠もない私の勘みたいなもので、彼女の存在感が際立って見えるのだ。

委員長がいると、かつてあやや部長がそうであったように、私にはステージが引き締まって見えると同時に、二中の絶対的安定感、ひいてはそれが安心感に繋がり気持ちが和むのである。

キモイこと書くんじゃない!委員長が可哀想じゃないか!

そう思われた諸兄のために、これからミサ曲レビューを書いていきたい。


さすがは二中モーツァルトだ。

華やかで美しいいつもの二中モーツァルトに、今年は少し強さのようなものも感じられた。

私が感じた強さの源は何だろう?

まずは発声の仕方が例年とは違って聴こえた。

中学生ならではの最上級に美しい歌声に、大人の発声を取り入れてさらに磨きをかけたようなとでも言おうか。

特にソプラノソロ、テノールソロにその印象が強い。


Gloria in excelsis Deo ♪

朗々と歌うバスソロ山彦の先唱からして、今年の二中が美しいだけに終わらない、何か次元の違う感動を予感させた。

しびれるような低音で魅了する歴代バスソロにあって、彼の声も負けず劣らず素晴らしい。

まさしく感動への先導役でもあった。

ソロカルテットがDomine Deus~♪を歌うシーンでのソロも見事。

チェロ、コントラバスと共鳴して彼の低音ヴォイスが響いてくる。

ピッチは極めて正確でその一体感には感動すら覚えた。


次は相棒のテナーソロについて。

福島民報のアンコン記事によると、彼が今年度の部長だそうだから、やはり実力は確かで学業人格ともに優秀な人なのだろう。

敬意を込めて海彦部長と呼ばせていただく。

久々の男子部長誕生にエールをおくりたい。

Domine Fili unigenite,Jesu Christe ♪

大舞台での緊張感はいかばかりかと想像するが、柔らかい声で歌う姿は中学生とは思えないほど落ち着いた佇まいである。

たしか彼は「桜の季節」の時、アルトを歌っていたように記憶しているが、1年でアルトを歌い、2年でテナーソロを担うのだからその実力は相当なものなのだろう。

海彦山彦コンビの活躍に大いに期待したいところだ。


さて、待ってましたと言わんばかりに女声陣について書いていく。(笑)

ソプソロの声を耳にした時はそれこそ腰を抜かさんばかりに驚いた。

中学生離れしたとしか言いようのない大人びた声で、明るさの中に陰影すら感じさせる稀有な声の持ち主に思えた。

Nコン課題曲の記事に、ソプラノの中にひとりプロ歌手みたいな声を出す子がいると書いたが、今思うとこのソプソロこそが張本人だったのである。

基本的にフォルテで倍音豊かなその声は、極光、オーロラのような色彩を感じさせた。

なかでも終盤ソロカルテットが、アーアメン♪を歌い継ぐところの最後、ソプソロの、アーアメン♪は感動ものである。

私の耳で聴く彼女の声はとても低音成分が豊かで、かつてソプソロを任された名人級のオールスターズの中にあってその声は、誰よりも強く個性的で、しいて言えばキャシー姉のフォルテ気味の声に近いかなと思われた。

緊張のせいか、県大会ではわずかにピッチが揺らいだように聴こえたが、全国大会では本来の持てる力を発揮させたに違いない。

これまで数々の名ソプラノを輩出してきた二中において、間違いなく上位に並び立つ、キャシーの称号に相応しい歌姫に思えた。

歌声が光っているから、ウタダヒカルと呼んでおく。

それにしても、よくまぁ二中にはこんな逸材が毎年毎年現れるなぁと、あきれるほど感心してしまう。


ソプソロの声にオーロラを感じた私は、アルトソロにオーラを見た。

美人だとか九頭身だとか言う以前に、「かっこいい」のである。

幾人もの郡山美人と思われる部員を見てきた私も、かっこいい中学生を目にしたのは初めてだ。

オリーブがいると、二中は強いぞ、かかってこい!と思ってしまう。(病的感想ですが)

Nコンレビューで書いてきたように、表情豊かな歌いっぷりはハツラツとして実に爽やか、そこに揺るぎない自信を感じるのは私だけではないはずだ。

思えば「桜の季節」で彼女がソプ高音を歌っていた時、一目見て将来大物になると見抜いた私は、Long Tall Sallyなどと妙なニックネームで呼んでいたわけだが、もう1年遅かったら掟上今日子と命名していたに違いない。
(ドラマを見てない人にはさっぱりわからないでしょうけど)

さて、人の容貌を云々するのは私の本意ではないので(笑)、演奏について話そう。

こういう声をしてるんだと、初めて聴いた彼女の歌声にまずは納得。

納得というのは、顔と声が一致しているという意味である。

いかにも中学生らしいアルト声だったから、予想通りの歌声で安心したと言ってもいい。

女性の変声期についてよくは知らないが、一昨年までソプ高音を歌っていたのに去年からアルトへ、そういうことはよくあることなのだろう。

五中でもソプ高音が次の年はアルトで歌っていたのを見たことがある。(スーパー音域の子)

この年代の子は多くがソプかメゾでアルト声は少ないと聞くが、過去のアンコンを観てもそれを実感する。

私が聴いて本格的にアルト声だなと思うのは、二中でも数えるほどしかいない。

オリーブの声もそういう意味では、声質の適合性というよりも、彼女の音域の広さや優れた技量を考慮して選ばれた結果なのかもしれない。

もちろんこれは私の素人意見だから無視してもらって結構である。

言うまでもないことだが、オリーブもむちゃくちゃ上手い。

人を感動させる表現力には確かな音程とリズムはもちろん、確かな美貌と豊かな表情も不可欠だ。

そういう意味で彼女はこれまでのソロにはない圧倒的アドバンテージがあると言ってよい。

その反面、外見に意識が集中するあまり、本来の実力が過小評価されてしまうのではないかという不安もある。(私だけか)

彼女の歌声はこれまでのアルトソロと比べ一歩も引けをとらないどころか、旋律を引き立たせる2nd Vnのような役割を見事に果たしているというのが私の評価である。

低音成分豊かな落ち着いたアルト声ではないものの、くせのないストレートな歌声には、反射神経というか運動神経の良さみたいなものが強く感じられた。

アルトというパートを考えた時、この資質は極めて大切なものであるように思う。

この動画を穴が開くほど鑑賞し私が導き出した結論は、オリーブは顔で選抜されたわけじゃなく実力で選抜されたということだ。(笑)

ところで、表彰式に海彦部長とともに臨んだ彼女は副部長ということでいいのかな?

さすがである。

合唱部運営で困ったことがあったら海彦にほうれん草食べさせて頑張ってもらうといい。(笑)

Gloriaを一通り聴いて思ったことは、オリーブとウタダヒカルが交代していたらどうだろうということだ。

低音豊かなウタダヒカルがアルトを歌い、中学生らしい真っ直ぐな声のオリーブがソプソロを歌う、彼女らの実際の声を聴いたことのない私の妄想である。


素晴らしいアンサンブルを聴かせてくれたニ・ムジチ合奏団も忘れてはならない。

中盤、オリーブのDeus~♪にウタダヒカルのAgnus Dei~♪が被さった後、コンミスに合わせるように奏者が大きく頷き弾き始めるところは見せ場であり、アイコンタクトで懸命に演奏する姿は実に好印象だった。

少なくともアンコンにおいてはこれまで最良の演奏しか聴いたことがない。

いまさらだが二中管弦楽部、聞きしに勝る合奏団である。

モーツァルトは二中に限ると私は確信しているが、軽快で巧みな弦楽伴奏抜きには考えられない。


この時期になると二中モーツァルトが視聴できて本当に嬉しい。

毎年のことながら、二中ならではの明るい華やかなステージはどこか春の息吹を感じさせる。

全国大会も県大会以上に素晴らしい演奏を聴かせたに違いない。

今私はDVDに入れる学校選びに悩んでいる。

本選通しはもちろんだが、予選も見てみたい学校がある。

ここでは書かないが二中と◯中、◯◯◯◯高校と◯◯◯◯高校の4校だ。

入手したらまた微に入り細に入り、入ってはいけないところまで踏み込んで書きまくりたいと思っている。


ここまでお付き合い頂いた方に御礼申し上げる。

読まされる方は下手の長談義に付き合わされて迷惑だろうが、アンコンレビューは書いている本人はとても楽しいのだから始末に終えない。

しかし「明日へコンサート」のこともあるし、アンコン本選についても書きたいので、この辺でお開きとさせてもらう。

 (文中敬称略)


           郡山二中
           これじゃ誰が誰だかわかりませんよね?私はわかりますけど





コメント

  1. | |

    管理人のみ閲覧できます

    このコメントは管理人のみ閲覧できます

  2. 世寡虫 | URL | -

    私の見立てもまんざらじゃないでしょ?(笑)

    hkさま

    はじめまして。
    本人たちたちはもとより、親御さんもよほど優れた子育てをなさったのでしょう。
    書籍の発行を待ちたいですね。(笑)

    ご投稿ありがとうございました。
    またのご訪問を楽しみにしております。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)


最新記事


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。