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五中レビュー続き

引き続き五中について書く。

” 人の波を進む 帰り道は みんなそれぞれ みんなバラバラでしょ ”

この部分は、五中らしい、暗く重めのトーンで歌われる。

やはり学校の特徴が出るのか、この旋律でも二中の方がトーンは明るい。

しかし、男声の安定感はピカイチで、高校生のようなUh~が聴けた。

” みんなバラバラでしょ ” は、三々五々といったイメージがよく表現されていて、男声の巧みさに感心した。

” ほら涙を流すたび 心は錆びてしまうよ 同じ人なんていないから 孤独でも仕方ない ”

東北ブロックでは、やや性急な感じもあったが、全国コンクールでは非常にいいテンポで歌われていた。

ただ、” 心は錆びてしまうよ ” は、二中の表現の方が秀逸だったように思う。

” あぁ ” に限らず、今年の五中は数々の素晴らしい表現をしたのだから、” 錆びてしまうよ ” も、もっと感情を表に出して歌っても良かったのではないかというのが、日和見主義の素人意見だ。

い・な・い・から~ ♪ よく刻んだなぁというのが最初の印象である。

過剰表現の一歩手前という意味では五中らしくない表現だと思う。

しかしある意味では、五中課題曲によく見られる、私は軍隊行進曲風と呼んでいるが、ポップス課題曲に迎合したかのように思えるリズミカルな表現ととらえれば、実に五中らしいと言えるのかもしれない。

いずれにせよ、この刻み具合も他校には見られない五中独自の表現であることは間違いなく、サビに向かって飛び立とうとする明確な意志が感じ取れる素晴らしい表現だったと思う。

” 孤独でも仕方ない ” の、仕方な~い ♪ の表現もまた素晴らしかった。

まだ孤独の実感がわかない中学生が、表向き、孤独でも仕方ないと歌っているのに対し、五中は、人生経験を積んだ大人の実感として、人はもともと孤独なんだから仕方ないのさと諦観の気持ちを込めて歌っているように聴こえる。

それは、” な~い ” の音の膨らませ方で感じた。

どこそこ中学校は、何もわかっちゃいない子供たちが思いきり背伸びして、孤独をわかったようなふりしてただハーモニーを揃えることだけに集中して歌っていたなどとは決して書かないが、豊島岡や清泉はその点はさすがに上手だったと思う。

自己責任、もとい、諸般の事情により全国コンクール不参加の郡山二中も、五中に負けず劣らずの表現で、郡山合唱の妙味はこういうところにも現れるんだなぁと感心してしまった。

長くなりそうなので、サビ以降は次回で。



        WS215.jpg
        五中の並びは背の高さとはあまり関係ないようだ

        WS213.jpg
        二中は、背の高い子は後列に並ぶ傾向にあるようだ

五中のフォーメーションは私好み。
ソプラノの背の高い子が前列左端に立つと、見ていて頼もしく感じる。
その意味では二中も、「プレゼント」の時、小柄でない学級委員長を前列左端に当てたのはナイスフォーメーションだったと思う。
私もいろいろ見なくてはいけないから大変だ!(笑)

世寡虫
Posted by世寡虫

Comments 2

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2018/10/31 (Wed) 19:51 | EDIT | REPLY |   
世寡虫

世寡虫  

音楽鑑賞のあとは人間鑑賞させてもらいます

短い時間とは言え、高画質なので鑑賞のしがいがありました。
二中も五中も知られた曲を演奏したのですね。
個人的にカンターテ・ドミノはそう好きな方じゃないんですが、5年前とは違うメンバーで歌われると、こちらも新鮮な気分で楽しめます。
ここだけの話、私、来年二中が「やじろべえ」歌ってくれるんじゃないかと期待してるんですよ。
自分が昔歌った経験があるものですから、どんぐり→風見鳥→やじろべえのコースが理想的に思えてくるんです。
いい動画を教えていただき、ありがとうございました。

2018/10/31 (Wed) 22:14 | EDIT | REPLY |   

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